9月21日に「アサヒ酵母ナンバー」シリーズという新しいプレミアムビールが発売されるようである。
スーパードライの酵母「318」、本生ゴールドの酵母「787」、2005年株主限定ビールに使われた「920」このビールではじめてデビューする酵母「111」の4種類で、セットで発売されるようである。
いずれもピルスナーのようである。全て、麦芽100%。酵母によってどれだけ味が変わるか体感してもらうというのがコンセプトのようだ。ホームページ等でアンケートを行い、アンケート結果を随時発表していくというのも興味深い。
大変面白い試みだと思う。
ただ、酵母を前面に押し出したビールであるにもかかわらず、酵母が濾過され、取り除かれているのはどういうわけだろう。
どの酵母によるビールが受けがよいかという市場調査のために発売するのなら面白いし意味があると思うが、麦芽100%のビールはモルツやエビスなどいくつもあるし、アサヒ酵母ナンバーが今までのビールとどれだけ違いがあるのか疑問である。
酵母ナンバーシリーズならではの特色がはっきりしないのは否定できないだろう。やはり、無濾過のビールで勝負して欲しかったと思う。
アサヒのビールでは「こだわりの極」というプレミアムビールにも米等がはいっており、アサヒブランドに麦芽100%のビールはなかったように思う。
その意味では、アサヒビールが麦芽100%ビールを造ったことは評価できるとは思う。
今のところ、残念ながら、それ以上でも、それ以下でもないと思う。市場がどう評価するか気になるし、楽しみである。
アサヒビールの酵母ナンバーシリーズの紹介ページはこちら。
http://www.asahibeer.co.jp/koubo/ 続きを読む
posted by むちまろ at 23:34
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