ちょっとタイムリーではない話題かもしれないが、「第三のビール」というものがもてはやされているらしい。
この「第三のビール」の売りは値段の安さであろう。なぜ安いか、それはビールや発泡酒に比べて酒税が安いからである。
僕は飲んだことはないのだが、やはり味は落ちるようである。所詮はビールではなく、ビール風味のアルコール飲料なのである。
メーカーによって製造法が異なるが、えんどう豆タンパクを使ったり、発泡酒に小麦のリキュールを混ぜたりしているらしい。
いわば、カニカマのようなものであろう。あるいは、カニカマにカニが混ざっているとか。カニカマをカニカマとして、好んで食べているのなら、それは個人の自由だし問題はないが、カニが食べられないからカニの味のする蒲鉾で我慢させられているとしたら、問題であろう。
カニカマをカニだと思って食べさせられているとしたら、もっと問題である。カニでないことを知りながら、無理に思い込もうとしているとしたら、更に問題である。
第三のビールは発泡酒の増税を期に産まれた製品である。税制の隙間を付いた製品である。それゆえ、本来得られるべき税収が減ってしまった。そのため、第三のビールはいずれ増税されるのではないかと言われている。
それに対して、企業努力を無視するのか、あるいはは庶民の楽しみを奪うのか、などという批判がなされている。発泡酒増税のときとほぼ同様の批判である。
しかし、議論のすり替えであると思う。
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posted by むちまろ at 19:46
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