従って、トラピストビールを名乗れるビールは世界でも数種しかない。その意味でかなり貴重なビールである。
さて、シメイはベルギーのフォージュ村にあるスクールモン修道院の僧侶自らが醸造を管理しているという。瓶詰め直前に新鮮な酵母を加えて、瓶内で瓶内二次発酵(ボトルコンディション)という製法を採っている。
シメイには、ブルー、ホワイト、レッドがある。度数の高い順に、ブルー、ホワイト、レッドという三種類があると覚えておけば間違いないだろう。
今回飲んだのはレッド。さすがに熟成されたビールという感じで、コクがある。香りも強いというわけではないが、熟成を感じる。
飲みごたえのあるビールである。
シメイブルーなどだと、ちょっときつい感じがするときもあるが、レッドは程ほどにディープなビールという感じ。濃いことは濃いがその割には飲みやすいビールである。
ただ、つまみで一杯やるいうよりは、食事のときに喉を潤すというほうが相応しいビールなのは間違いない。
なお、今回始めて気がついたのだが、シメイにはスターチや糖類が入っている。混ぜ物=悪では必ずしもないことを思い知らされた。
原産国 ベルギー
アルコール分 約7%
原料 麦芽、ホップ、酵母、スターチ、糖類
醸造元 スクールモン修道院
発売元 シメイビールSA
アサヒスーパーイーストを思い出しました。 色合いはだいぶ違いますが、、、
コクと言うか、香りがよいですね!