スーパードライの酵母「318」、本生ゴールドの酵母「787」、2005年株主限定ビールに使われた「920」このビールではじめてデビューする酵母「111」の4種類で、セットで発売されるようである。
いずれもピルスナーのようである。全て、麦芽100%。酵母によってどれだけ味が変わるか体感してもらうというのがコンセプトのようだ。ホームページ等でアンケートを行い、アンケート結果を随時発表していくというのも興味深い。
大変面白い試みだと思う。
ただ、酵母を前面に押し出したビールであるにもかかわらず、酵母が濾過され、取り除かれているのはどういうわけだろう。
どの酵母によるビールが受けがよいかという市場調査のために発売するのなら面白いし意味があると思うが、麦芽100%のビールはモルツやエビスなどいくつもあるし、アサヒ酵母ナンバーが今までのビールとどれだけ違いがあるのか疑問である。
酵母ナンバーシリーズならではの特色がはっきりしないのは否定できないだろう。やはり、無濾過のビールで勝負して欲しかったと思う。
アサヒのビールでは「こだわりの極」というプレミアムビールにも米等がはいっており、アサヒブランドに麦芽100%のビールはなかったように思う。
その意味では、アサヒビールが麦芽100%ビールを造ったことは評価できるとは思う。
今のところ、残念ながら、それ以上でも、それ以下でもないと思う。市場がどう評価するか気になるし、楽しみである。
アサヒビールの酵母ナンバーシリーズの紹介ページはこちら。
http://www.asahibeer.co.jp/koubo/
■9月25日追記
酵母ナンバーを実際に飲んでみたので感想を書いてみる。
まず全体の感想として、値段の割りに水準の高いビールである。オールモルトだし、このビールをまずいと言う人はいないと思う。
僕は4本を800円弱で買ったが、この値段が維持されるなら、お気に入りビールのひとつになると思う。
〇318酵母(スーパードライの酵母)
クリアで飲みやすい。クセもない。しかもスーパードライよりも豊かである。
ドライ党はたくさんいるが、アンチドライも多い。このビールはアンチドライの人にも飲んでもらいたい。
オールモルトにすることでドライもこんなにうまくなるのかと思った。
ただ、このビールを200円を切る値段で発売したら、スーパードライの存在意義はなくなるだろう。その意味で最も製品化の可能性のないビールだと思う。
〇111酵母(今回デビューする酵母)
アロマホップが心地よい。
エールビールに近い味わいが楽しめる。
個人的には一番好きなビール。商品化されるとしたらこのビールだと思う。
〇787酵母(本生ゴールドの酵母)
一番どっしりとしているビール。
アサヒのビールではこだわりの極に近い味。
酵母ナンバーシリーズの中では、ある意味一番プレミアムビールという名前がふさわしいかもしれない。ただ、こだわりの極とキャラクターがかぶっているので、商品化は微妙か。
〇920酵母
すみません。記憶がありません。
一番無難なビールであった。飲んだのは昨日だったが、特徴を覚えていない。
ただ毎日飲むにはそういうビールがいいのかもしれない。
200円を切る値段で発売できるなら、ロングセラーになりそうなビール。
いつもこのブログを覗かせていただいているんですけど、コメントを書かせていただくのは今回が初めてです。私も乏しい表現力でお酒のコメントを書かせてもらっています。いつも、ここを参考にさせてもらっています。
いつか、トラックバックさせていただいてもよろしいでしょうか・・・?
はてさて、わたしもこのビールを飲みました。同じく酵母920は最後に飲んだだけに、印象が薄かったです・・・。私はアロマホップの酵母111が一番美味しいと思いました。
今後も、ここでお勉強させていただきます。
酵母920は正直一番特徴がないと感じました。ただ、それが逆に商品化に向いている気もします。
僕も酵母111が一番好きです。この酵母だけ今回がデビューなので、今回の酵母ナンバーシリーズの発売は、この酵母のビールを発売できるかの市場調査が目的なのではないかという気がしないでもありません。
これからもこのブログに遊びにきてくださいね。コメントやトラックバックも遠慮なくどんどんしてください。 このブログ、正直に言うとページビューが一日に50もないブログです。
そんなブログを参考にしていただける方がいるのはとても嬉しいです。
ありがとうございます。
いきなり初コメントと初トラックバックをさせて頂いてしまいましたがご迷惑であれば構わず消してください
大変、参考になる記事ばかりなのでこれからもチョクチョク覘かせて頂きます
更新頑張って下さい♪
トラックバックもコメントも大歓迎ですよ。
僕のブログはコメントもトラックバックもそれほど多くないので、コメントやトラックバックをもらえると励みになります。
これからもたまにでもいいので覗きにきてくださいね。
『酵母ナンバー』は人によって好みが別れるのが面白いですね。
今回の『酵母ナンバー』シリーズはプレミアムビール市場の拡大する中、新しいビールを出すための市場調査の意味合いも強いと思います。
酵母の違うビールをセットで発売して消費者の反応を見るという手法は今までありそうでなかったと思います。
その成果が今後の新商品にどう生かされていくのか楽しみです。
お酒の味を詳しく考察されているのに感服しまして、昨日トラックバックをさせていただきました。
こちらにお邪魔してビールのお勉強をさせていただこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
コメントとトラックバックありがとうございます。
ビールは調べれば調べるほど奥が深いです。僕もビールの勉強の真っ最中です。
お互いのブログがお互いの知識を深めるのに役立つといいですね。
僕もchikucyaさんのブログをたびたび覗かせてもらおうと思います。