昔は発泡性ワインのことをすべて「シャンパン」と言っていたこともあったが、今「シャンパン」と言ったら、シャンパーニュ地方のものだけである。
イタリアでは発泡性ワインをスプマンテという。
中でも、モスカート種(マスカット)を主原料とする甘口のものがアスティである。
ちなみに、辛口のものはブリュットという。
今回飲んだのは、トスティ社のアスティ・スプマンテ。
実はつい最近までアスティ・スプマンテとは一つの会社のブランドの名前だと思っていた。しかし、アスティ・スプマンテといっても、実はいくつもある。
チンザノ、ガンチア、或いは「天使のアスティ」などである。
以前トスティのアスティを買おうとしてなかったので、店員に在庫を聞いたら、「アスティならどれでも同じですよ」と言われたことがある。しかし、味は明らかに違う(ちょっと調べればわかるが、値段が結構違うのだから当たり前だろう)。
中でも一番好きなのがトスティのもの。甘さにくどさがなく、すっきりしている。雑味等もあまりなく、ごくごく安心して飲める。
「デザートワイン」にぴったりだと思う。やや強めに冷やして飲むのがお勧め。
なお、ガンチアからは赤の発泡性ワインのスプマンテ・ロッソも発売されている。僕個人の意見だが、微かではあるが、赤特有の渋みがあり、甘味とマッチしていない気がする。
ただ、それは僕が甘い酒が好きだからであり、甘さのほかに渋みもほしい人はスプマンテ・ロッソを試してみると面白いと思う。
「デザートワイン」として考えたときはアスティに軍配が上がるかもしれないが..
既にビンを捨ててしまったので、製品情報は書けません(すみません)。写真は撮っていますが、まだ加工していないので後日アップします。
ケーキなどには、ぴったりの相性!
アスティはケーキなどの甘いものにぴったりですよね。
極甘のワインでは、アイスワインや、それに似た製法のワインに興味があります。日本の、ぶどうを凍らせて造ったワインも結構美味しかったですよ。