「サントリーブルワリー ワールドセレクトビア」は、世界の厳選素材と日本の天然水を使い、「素材・原料にこだわった」ことがコンセプトのビールである。
このコンセプトでは、すでに「サントリーブルワリー ボンビエール」が発売されていたが、こちらも期間限定で、僕は飲まないうちに発売期間が終わってしまった。
今回の「サントリーブルワリー ワールドセレクトビア」はカナダ産とフランス産大麦、チェコ産とドイツ産のアロマホップを使っている。それに、日本の天然水100%を使った、材料にこだわりを持つビールである。
早速飲んでみる。
サントリーいわく、「芳醇なうまみとしっかりとしたコク」がウリのビールであるが、なるほど、芳醇なビールである。度数も6%と、国産大手ビールでは最高レベルにある。
麦芽のうまみがどっしりと伝わってくるようなビールである。似ているビールをあげるとすれば、アサヒ酵母ナンバーの787酵母に近いものがある。
プレミアム感はないが、オールモルトのどっしりした飲み応えのあるビールである。スタンダードなビールとしては充分合格点のつけられるビールであろう。
日本のビールは、喉越しを重視する側面が強かったが、どっしりとした芳醇なビールが数多く発売され、バラエティーが豊かになってきたのは嬉しい限りである。
ただ、スーパードライに代表される喉越しを重視したビールが好きな人には、「サントリーブルワリー ワールドセレクトビア」は抵抗があるかもしれない。
とは言え、喉ごし重視派のなかにも、冬はどっしりしたビールを味わいたい人も少なくないと思う。「サントリーブルワリー ワールドセレクトビア」は、その辺を意識して、冬のこの時期に、期間限定でリリースされたのだと思う。
ワールドセレクトビアのHPは下記から。
http://www.suntory.co.jp/beer/worldselectbeer/
原材料 麦芽、ホップ
アルコール分約6%
サントリー株式会社