製造地域、仕込み水、酒米、精米歩合などのブランド基準を国税庁が認定する。白山菊酒では「水は白山水系の井戸水」「1等以上の酒造好適米を使う」などが条件になる予定だ。国税庁は年内にも認定する。
ソースは日経。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051022AT2Y2100322102005.html
正直に言うと、「遅いな」という印象。
書くまでもないが、シャンパンはシャンパーニュ地方のものだけ。他の地域のものはシャンパンは名乗れない。
権利意識のしっかりしている欧州の酒には、その地域で造ったものしか産地ブランドを名乗れないものが多い。
日本はそれがなかった。
たとえば、『越の〜』という酒のいかに多いことか。
日本酒でも、焼酎でも、水、造り方、そして魂も違う。地域に根ざした、地域に息づく酒である。やはり、地域独特のブランドがあってもいいのではないだろうか。
これは米などにもいえる。カリフォルニア産コシヒカリ??はぁ??と思ってしまう。権利意識と、そして政治力さえあれば、たとえ遺伝子的に同じものであろうと、外国で作った米に『コシヒカリ』などと名乗らせるようなことはしないはずである。
シャンパンだって、フランスの政治力と権利意識の現われなのである。昔は、単なる炭酸飲料でさえシャンパンと呼ばれていた。
話は逸れてしまったが、「産地ブランド」を認めるのはとてもいいことである。様々な酒、あねいは酒以外の物品についても広げていってほしいものである。